基本的に万年筆用のインクというのは、様々な理由から、たとえそれが同じブランドのインクであっても、混色は不可能とされている。
その理由は様々であるが、色味を重視しているために濃度などが色によって違っていたり、モノによっては化学反応を起こしてしまったりする可能性があるからだ。
しかし、混色インクは、混ぜることを前提に作られているので、その心配はない。
だから、安心して気兼ねなく自分好みの色を作り出すことが可能になるのだ。
なお、セーラー万年筆のジェントルインクシリーズは、濃度などが統一されているので、混色可能と言われているが、その場合、メーカー対象外になることもあるので、自己責任で混色を行う必要があることは頭に入れておきたい。