happyinklibrary’s blog

混色可能なインクを使って自分好みのインクを作る方法などをご紹介!

2018-04-11から1日間の記事一覧

HID-004 名残の桜

今まで70色以上のインクを作ってきましたが、一番難しい色は赤系の色です。特にピンク系の色は本当に作るのが難しい。 ちょっとでも他の色を混ぜると、すぐに紫っぽくなってしまうのです。そう、ピンクと紫というのは、実に親和性のある色なんですね。そのた…

HIL-003 恋浅葱ーこひあさぎ

当館所蔵のHIL-003の別バージョン的な色。 あちらが薄い浅葱なら、こちらは濃い浅葱色。ということで、名前もその「濃い」と「恋」を合わせてみました。 こういうネーミングというのも混色インクを作る時にはとても大切です。それを考えることによって、自分…

HIL-002 夢浅葱ーゆめあさぎ

これだから、パソコンは嫌なんだ。 薄い色だと、どうしても、このようにスキャンがきちんと色を拾ってくれない。 そのために、はっきりと読み取れないような画像になってしまう。 なので、これは、明日にでもカメラで撮り直すことになるかもしれない。 つま…

HIL-001 メランコリックブルーグリーン

幸福墨水図書館に最初に納品する色はどんな色が良いだろうと、あれこれと考えた結果、館長が一番好きな色をまずは第一号にしようということになりました。 それはターコイズ色です。 ターコイズというのは、青とも、緑とも決めかねる微妙な色ですが、その微…

HILシリーズのご案内

混色手順 その⑥ レシピを作成する。

手順その⑥ レシピを作成する。 ラベルを作り、ボトルに貼ったら、今度は配合表を基に、レシピを作っておこう。これを怠ると、後で色を再現する時に、何を元にすれば良いのかわからなくなるからだ。一応試筆用のノートに数字は書いてあるが、配合を何度も変え…

混色手順 その⑤ タミヤ瓶にラベルを貼る。

手順その⑤ タミヤ瓶にラベルを貼る。 タミヤ瓶で色を混色したら、それで終わり、となると、後が大変だ。 ミクサブルインクを始めると、必然的に色々な色を作りたい気持ちになる。ところが、同じ形のタミヤ瓶が増えると、どの瓶にどのインクが入っているのか…

混色手順 その④ いよいよタミヤ瓶で作成へ。

手順その④ いよいよタミヤ瓶で作成へ。 パレットでの配合が終わったら、いよいよ、混色の本番となる。 この時に配合がきちんと確定するので、慎重に行いたい。 まずは配合表を基に、どのインクが実際に何ミリ必要となるかを計算する。 例えば、 AB1:QB1:SY…

混色手順 その③ 混ぜる、とにかく混ぜる。

手順その③ 混ぜる、とにかく混ぜる。 後はただひたすら、色を混ぜる作業になるわけだが、一色ずつ追加するごとに、きちんと色を混ぜ、試筆することが必要だ。 その際に使うのがガラス棒。あるいは、メイク用のブラシの反対側の部分でも良いだろう。 そして、…

混色手順 その② インクを均一にパレットに落とす。

手順その② インクを均一にパレットに落とす。 では、実際に混色に着手してみよう。 上の混合表の中から自分のイメージに近い色をみつけたら、まずはその色を実際に作ってみよう。 例えば、1対1で作る場合には、パレットの適当なところに、まず最初の色を一…

混色手順 その① 具体的にどんな色を作りたいかをイメージする。

準備が整ったら、早速混色を始めてみよう。 その前に、もう一度必要なものをチェックしておいてもらいたい。 なぜなら、一度作り始めてから足りないものがあった場合、作業を一度中断しなくてはならないからだ。 下記のページにあるものは、必要最小限必要な…

混色インクを楽しむ前に準備するべきもの

※ここでは主に、自宅にて混色インクを楽しむ方法として、プラチナ万年筆のミクサブルインクを例にとって紹介する。 混色インクを始めようと思っても、何を揃えたら良いのかわからない、という人も多いだろう。実際に作業を始めてみるとわかると思うが、スム…