手順その② インクを均一にパレットに落とす。
では、実際に混色に着手してみよう。
上の混合表の中から自分のイメージに近い色をみつけたら、まずはその色を実際に作ってみよう。
例えば、1対1で作る場合には、パレットの適当なところに、まず最初の色を一滴落とし、その次に2色目の色を一滴落とすという形だ。
この時に気を付けなくてはならないのは、一滴というのが、同じ量になるということ。
スポイトだとどうしても最初のうちはその1滴が均一になりにくいのだ。
下の写真を見て欲しい。
しばしば、スポイトの先に空気が入った状態でインクを吸い上げてしまうことがある。この状態で一滴垂らそうとすると、空気が入っている関係で、若干一滴の量が少なくなってしまう可能性が高い。
そのような時には、パレットに雫は垂らさずに、再びスポイトをボトルの中に入れ、インクを再度吸い上げてみよう。
そして、先まで満タンになった状態で一滴垂らせば一滴の量は均一になる。
そして、もう一つ注意して欲しいのは、インクの垂らし方。
垂直にしたまま垂らすと、重力の関係で、インクが多く垂れてしまうことがある。それを避けるために、パレットに対して45度ぐらい倒して垂らすと、一滴が均一になるだろう。
そして、自分のイメージに近くなるまでインクを追加していく。